書籍詳細
微分・積分を知らずに経営を語るな
ひこ
"ビセキ"(微分・積分)こそが最も確実に明日を読む方法!
"価格決定" "在庫管理" "マーケティング"
現代ビジネスマンの最大の悩みは「いかにして明日を読むか」ということです。実はこれらの例も、すべて先を読むことがテーマになっています。
ビジネスのあらゆるシーンで、昨日の結果から明日を読むことが求められています。
明日を読むコツは、決して「結果を的中させよう」とは思わないことです。明日を読むのに、鋭いカンなど必要ありません。
皆が納得できるように、もっといえば、まわりがぐうの音も出ないようなやり方で明日を読めばいいのです。
そうです。この「まわりがぐうの音も出ないような明日の読み方」が微分・積分なのです。
目次
- プロローグ
- 明日を読むには微分・積分
- セブン、トヨタ、花王の秘密
- 経験もカンも度胸もない人が勝つための方法
- 微分・積分が数学の中では一番易しい
- なんだこんなことだったのか
- 本書の構成
- 【コラム1】定義をすれば論理的に見える
- 第1章 微分・積分を30分で理解する
- デジタルは「切れている」、アナログは「つながっている」
- 音楽を微分するとCDになる
- CDを積分すると音楽になる
- 1進むといくつ上がるか
- あなたのモチベーションを微分する
- 最大値、最小値の算出が、微分の基本的活用法
- 棒の高さは確率
- つなげていくと曲線が見える
- 面積を計算するのが積分
- Mサイズは何パーセントいる?
- 数字がわかればコンピュータが積分してくれる
- 【コラム2】必要条件と十分条件
- 第2章 微分がわかれば利益が上がる
- 未来をビセキで予測する
- 経済学に革命を起こした微分
- 「限界利益って知ってますか?」
- 限界利益=伸び="稼ぐ力"
- マネジメントとビセキが結びつく
- 今度は利益を会計の世界で考える
- 目標利益を目標販売量へ
- 目標利益から目標売上を出す
- 限界利益率が違うなら事業部制にする
- もう少し現実的な例で考える
- 目標と予測を一致させる努力
- 予算をビセキ的思考で理解しよう
- 【コラム3】ゲームに勝つための数学
- 第3章 積分がわかれば在庫が減る
- 在庫管理でビジネスを勝ち抜く
- "予想"ではなく"予測"を行う
- "たまたま"という発想がポイント
- バラツキと"たまたま"
- バラツキの見える化
- すっきり山形で考える
- バラツキと山形の関係
- さあ、いよいよ在庫量を決めよう
- 在庫を、さらにつっこんで考える
- 標準偏差を小さくできれば在庫が減る
- リードタイムをしのぐ
- 在庫削減はスピードとコンスタント
- 発注サイクルが決まっている時の発注量
- スピードは皆の幸せ
- 【コラム4】「統計学的に言って」と言ってみたい
- 第4章 微分・積分マーケティング
- ビセキを拒否するマーケティングの世界
- 商品ライフサイクル、4つの時期
- 変化点をさがせ
- シリコンサイクルの微分係数
- 売上を面積で見ると
- 伸びを調べる
- 直線を引いて売上を予測する
- 販売価格は微分で決めろ
- 最大の粗利を出す価格は?
- カスタマーマーケティングにもビセキを使おう
- エリアマーケティングとビセキの関係
- ロイヤルティマーケティングとビセキの関係
- 売上を積分すればロイヤルカスタマーの大切さがわかる
- 【コラム5】次元の低い話だ
- 第5章 微分・積分で顧客満足
- 品質は数字で表わせる
- 品質をがんばって定義する
- 品質をがんばって測る
- エラーは必ずある
- 不良率をプロットしてみる
- 品質基準を決める
- 故障率はバスタブ曲線
- 顧客満足度を数字にして因数分解する
- 顧客満足度の動きが微分でわかる
- 【コラム6】対数は感覚の数字
- 第6章 微分がわかればコストが下がる
- 作れば作るほど安くなる
- 総コストを最小にする
- 小売店は発注ロットを小さくしたい
- 売る方はロットを大きくしたい
- SCMを組むには、きちんとした計算が必要
- 故障のコストを最小に
- 【コラム7】戦略ベクトルを考える
- エピローグとして― ここまでたどり着いたあなたへ
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概要
- 微分・積分を知らずに経営を語るな
- 初 版 :2009年3月
- 発行所:PHP研究所
- 価 格 :720円+税